自動車補修と言う、塗替え工事!?
こんにちは😀
今回は、趣向を変えて自動車補修のお話です。
30年以上前、某メーカーの研究部門に在籍していた時、建築塗料の部署におりました。
その隣が、自動車塗料(補修)の部署でした。
私はお隣のご縁で自動車塗料部へもたまにお邪魔して、研究内容を拝見いたしました。
私が在籍していた部署・建築部門も自動車部門も共に塗替え・補修関係でしたので、自動車部門には実際にブースがあり、車両が塗装されておりました。
その補修作業が面白く、パテがけやスプレーガンの技術を興味深く拝見しました。(実際のボディショップさんで施工する内容を再現して、作業性や仕上がり状況の確認などをされていたと思います。)
当時ACルーフが北海道で変色するクレーム事案があり、検証実験をしていた頃です。(在籍メーカーが分かりますね)
自動車補修(以降、自補修)は、昔は仕上げはラッカーエナメルでしたが現在はアクリルウレタンで、トップコートもかつてはアクリルウレタンでしたが現在は水性ベースコート等となり、かなり変わって参りました。
また、建築でも同じですが下地補修が大事です。
様々なサンドペーパーを使用し、研磨いたします。
パテをかけ、中塗りとしてプラサフ等を使用します。
非常に手間の掛かる作業ですが、お客様の大事な愛車ですので、手間は惜しみません。(これは私ども建築塗装も同じです)
建築と違う点は、メタリックやパール仕上げがございます。これは、金属塗装・自動車特有ですね。(近年建築でもございますが)
メタリックのキラキラ感は、ワクワクしますね。
さて、近年自補修業界は大変苦しい経営をされていると聞きます。
様々な要因がございます。
保険の問題。
そもそもの車両の総台数の減少、つまり車に乗る方が減っているとのことです。
これは都市圏だけではなく、車が必需品と言われる地方都市でも同じのようです。
車を塗り変える。
これを補修と捉えるか、自分のライフスタイルの表現の一つとするかで、変わると思います。
たとえばタレントの所ジョージさんなどは、愛車を楽しんで塗り替えているようです。
面白いお話があります。
こちらでは刷毛・ローラーで塗る水性クルマ用塗料を、販売されております。
DIYなのですが、「刷毛目など気にしない」を前提にし「愛車を自由に塗替えよう」というコンセプトです。
本来、色を変えることは楽しいことです。
この楽しみを全面に押し出した商品です。
「色を楽しむ」ことが今後の自補修発展のヒントになればと、タカラさんの商品から思いました。
もちろん、経済的な問題があります。
簡単に車の全塗装はできません。
しかし、生活の中でより色に親しんでいただければ、何か方法があるように思います。
私たちの建築塗装も同じですね。色の楽しさをお伝えしたいですね。
ちょっと脱線しましたが、今回は自補修のお話でした。
ちなみに、オイカワ美装工業の施工スタッフは、スプレーガンの技術も習得しております😀