今時のAIは凄い!
IT・制作事業部の佐藤です。
去年(2022年)の後半くらいから、AI(人工知能)の進歩が凄まじいものになっています。
IT畑の人間であり同時にクリエイティブ畑の人間である私としては、当然の如く大注目しています。
今のAIの世界は本当に日進月歩という言葉がぴったりで、最新の情報が一週間後には古くなっていく勢いですので、毎日ニュースをフォローしていないとどんどん置いて行かれてしまう状況です。
特に最近進歩が目覚ましい対話型のChatGPT、イラスト作成のStable Diffusionなどは、私自身も既に導入して活用しています。
ChatGPTはExcelのマクロを作成したい時などにも使えてマスコミでも頻繁に話題に取り上げられていますので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
最近の新しいAIは様々な言語のプログラムコードを組むこともできますし、ブログの記事のようなものさえ書いてくれます(この記事は人力ですが)。その上、イラストや音楽といった作品作りまでできてしまうんですよね。
私のようなスキルを持つ人間の仕事を、完全に奪いに来ている感じです(笑)
上のイラストも、現在進行中の当HPスタッフページの改修にあたって一部似顔絵を手直ししている過程で、弊社の事務員であるTさんの似顔絵をStable Diffusionに描かせてみたらどうなるだろう?と試しにやってみたものです。すごいですよね。
別バージョンも、どんどん描いてくれます。例えばこんな感じで。
一枚が完成するまで、ほんの10秒程度です。
はっきり言って私などが描くものより断然上手いし、魅力的です!!
もっともこうした絵も、プロンプト(指示語)を入れ替えながら試行錯誤して、何百枚も描いてもらったうちの一枚ではあるのですけどね。
まだまだAIは完成されていなくて、指示したとおりに描いてくれないことも多いですし、構図がおかしかったり破綻した絵を出してくることもよくあったりしますので。
そんなわけで最近の私は、絵やプログラムの製作スキルを高めていくのではなく、AIをいかに上手く使いこなせるか、そしてどんな風に活用できるのか、を勉強することに注力しています。
この先は恐らく、今あるクリエイティブ畑のほとんどの「作業」は、AIが担うことになるでしょう。
実際、上にあるような作品でも分かるとおり既にそうなってきていますし。
しかし、AIを操るのは恐らくずっと変わらず、人間の仕事であるはず。
人間が指示を出さなければ、AIは何もできません。
AIは、世界という大きなステージ上に存在するあらゆる物事にわたって自発的複合的に考えることはできません。また、自分自身の感性で何かの価値の良し悪しを判断することもできません。
それは、どんなにAIが進化しても「魂」だけは持つことがないからだと思います。
もし仮にAIに本物の魂が宿る日が来たら、それが世に言うシンギュラリティというものでしょうね。
そうなってしまったら欠点だらけの人間にはもはや存在価値が無くなるので、潔く去った方が良いかも知れません。
しかし今はまだ、魂を持つのは人間だけです。
AIは、人間が幸福になるために作られているもの。
人間が幸福になるために、魂を持つ人間が自ら考えて行動し世界を創っていかなければならないのだと、私は思っています。
今後AIがどのように進歩していくのか、本当に楽しみで毎日ワクワクしています!